PC TV with nasne™

VAIO売却の怪我の功名か、PC TV with nasne™が発売され、VAIO以外のPCでもnasneが使えるようになりました。……とはいっても、以前から視聴ならDTCP-IP対応のプレイヤー(DiXiM Digital TV、PowerDVD等)、予約ならCHAN-TORU、BD焼きならDiXiM BD Burnerでできていたことなのですが、オールインワンの快適さを求めて試してみました。

まずネットワーク上のnasneを検索……できません。当方の環境では、検索時および起動時(毎回)にVMWare Playerの仮想NIC(VMnet1,VMnet8)を無効にする必要がありました。起動してnasneに接続できた後なら仮想NICを有効に戻しても正常に動作するようです。そういえば、バッファローの無線LAN設定ユーティリティでルータを探すときにも似たようなことになった記憶があります。Windows上でIPアドレスに頼らずにネットワーク機器を探す際にぶつかる壁なのかもしれません。

nasneが見つかりさえすれば、拍子抜けするくらいあっさりライブ視聴、録画の再生、番組表閲覧、予約操作、BD/DVD書き出しができます。ホーム画面には、未視聴の録画、放送中の番組、マイサーチ(予め設定した条件で検索した結果。番組表にもマークがつく)、注目の番組(地域で予約が多い番組)が並んでいます。但し、torneとは違いトルやミルはありません(注目の番組を見れば人気は数値化はされていませんが何となく分かります)。マイチャンネルもtorneと別なので改めて設定する必要があります。

普通のDTCP-IP対応プレイヤーではできないチャプタージャンプやシーンサーチ、早見再生も、PS3やVitaで再生している時と同じようにできます。早見再生は1.5倍速だけでなく0.8~2.0倍を選べます。また、再生画面をミニプレイヤー化することが可能で、ながら見にもばっちり対応しています。注意としては、デフォルトの画質設定が「速度優先」なので、ネットワークの速度に余裕がある(GbE化済みなど)なら「画質優先」にしておきましょう。

BD書き出しを試したところ、3倍録画のものでおよそ実時間の2倍程度の速度(30分番組1クールで3時間)で書き出されました。動作を見ていると、どうやら番組一つ分をPCに一時ダウンロードしてからBDに焼いているようです。ダビング10のカウントはPCに一時ダウンロードした時点で減ります。DIXiM BD Burner 2013は3倍録画の書き出しで実時間の3倍以上の速度が出ますが、こちらはオンザフライで読みながら焼くので、安全性・安定性と速度のどちらを取るかの違いなのでしょう。

仮想NICをアダプターの設定から有効/無効にするのが面倒なので、スクリプト化を考えました。PowerShell 3.0からそのものズバリの「Enable-NetAdapter/Disable-NetAdapter」というCmdletができたようなので、それを使って簡単にできてしまいました。

FOSTEX HP-A3

ヘッドホンアンプを新調しました。

いわゆるPCオーディオ向け製品で、デジタル入力はUSBと光デジタルの2系統がありますが、電源はUSBから取るようになっています。 USB入力は使わないので、電源にはUSB-ACアダプタを使いました。入力はMAYA44eの光出力から取っています。

出力はヘッドホンだけではなく、背面にRCA出力があります。このRCA出力はラインレベルではなく、ボリュームレベルに応じてレベルが可変します。 これをRSDA202につないでスピーカ出力としています。ヘッドホン出力とRCA出力はスイッチ切り替え式で、どちらか一方にしか音が出ません。 スピーカが鳴っているにもかかわらずヘッドホンして気づかず変な音を出しちゃうといった類の事故が起きないのでいいかもしれません。

肝心の音質は大満足です。今まで使っていたのがベリンガーのへぼいHPアンプだったのでなおさら。